新幹線での新型コロナ感染リスクは?

旅行もガチャの時代?JR西日本が「ランダム」な行き先の「サイコロきっぷ」を期間限定で発売!

サイコロ

旅行の行き先も運任せ?ランダムに選ばれた着駅まで往復できるタイプのきっぷが続々登場

2022年7月1日、JR西日本が期間限定の商品「サイコロきっぷ」の発売を発表した。続けてJR東日本が、2022年の12月から「どこかにビューーン!」という名前のサービスを導入することを発表した。

いずれにも共通するのが、固定の参加費を払うことで、発売元のJRエリア内のランダムな行き先(完全にランダムというわけではなく、JR側が指定した駅の中から選ばれるので、全くの秘境駅に放り込まれる事はない)までの新幹線や特急の往復きっぷを購入することが可能である点だ。

この記事では、7月下旬より利用開始となるJR西日本の「サイコロきっぷ」について紹介したい。

JR西日本「サイコロきっぷ」の行き先と出現確率について

JR西日本「サイコロきっぷ」の行き先は7か所!

JR西日本がネット予約専用で発売する「サイコロきっぷ」は、その名の通り6面サイコロを振って行き先を決める商品で、大阪市内を発駅として、行先は「東舞鶴(西舞鶴)」「白浜」「倉敷(岡山)」「餘部(城崎温泉)」「芦原温泉」「尾道」「博多」となっている。

また、上で括弧書きにした駅において、途中下車することができるので、倉敷までのきっぷが当たった場合は、岡山で途中下車して観光をすることが可能だ。

6面サイコロなのに、行先が7つもあるじゃないか!と思った方は鋭い。

「サイコロきっぷ」で博多を引き当てる確率は3%!

実は7つ目の行き先「博多」は「レア枠」となっており、通常の行き先よりもはるかに当たりにくい設定となっている。

まず、基本的には6面サイコロということで、「東舞鶴」「白浜」「倉敷」「餘部」「芦原温泉」「尾道」が出現する確率は、すべて6分の1の確率ということになる。

しかし、「尾道」には、さらに6分の1の確率で「博多」に昇格する設定が存在するのだ。

イメージとしては、以下の図が分かりやすいだろうか。運よく1/6で「尾道」を引き当てたうえに、さらに6分の1の確率を引き当てる必要があるため、確率としては1/6×1/6で1/36。およそ3%という狭き門だが、仮に当たったとすれば、エントリー料金の5,000円で博多まで往復できるという「超破格」の商品となる。

サイコロきっぷによる行き先の出現率(単位:%)

JR西日本「サイコロきっぷ」の料金と買い方、利用期間について

JR西日本「サイコロきっぷ」の料金

発売金額は、エントリー料金等を含めて、先の項でも軽く触れたが1名あたり5,000円であり、行先にランダム要素があるとはいえ、目的地まで往復で特急または新幹線の普通車指定席が利用できることを考えれば、どこが当たったとしても破格の価格設定となっている。

仮に「博多」が当たらなかったとしても、これらの行き先はどこも魅力にあふれる観光地だ。そして、普通に特急や新幹線のきっぷを買うとすれば、片道だけで5,000円を超えるような区間ばかりだ。

JR西日本「サイコロきっぷ」の買い方と利用期間

インターネット専用の商品であり、かつ購入にあたっては事前にエントリーを行う必要がある。

エントリー料金(4,500円)と専用アプリ(WESTERアプリ)でサイコロを振って目的地を決定することで「エントリー」が完了した扱いとなる。

その後、乗車日と乗車列車を決定して、残金の500円を支払うことで購入完了となる。

なお、1回のサイコロで同時に6人分、同じ行き先のきっぷを購入(2人目以降は5,000円で購入する形となる)が可能であるため、家族や友人などとの旅行にももちろん利用可能だ。

なお、理由はよく分からないが、アプリでのエントリーが完了してから切符の購入ができるまでには、最大10日間の待ち時間が発生する可能性があるとのことで、最低でも旅行の10日前までには、エントリーを済ませておく必要があることに注意が必要だ。

「サイコロきっぷ」の利用期間

エントリー期間
⇒2022年7月19日(火)~2022年9月30日(金)
発売期間
⇒2022年7月29日(金)~2022年10月29日(土)
利用期間
⇒2022年7月29日(金)~2022年10月31日(土)
有効期間
⇒利用開始日から連続する3日間

購入方法の詳細については、以下に公式サイトがオープンしているので確認してほしい。

参考 (アオタビ)サイコロきっぷJR西日本

参考 「サイコロきっぷ」の発売についてJR西日本

サイコロきっぷは期間中に2回までエントリー可能

期間中に2回までエントリー可能

破格の割引のきっぷとなるため、期間中に同一人物によるエントリーは2回までと制限されている。しかし、最大6名まで便乗可能である性質上、便乗した人が次にエントリー担当になる場合、それは初回のエントリーとして考えられるため、何名かで何度か利用したい場合は、エントリーする担当を変えることで2回以上利用できる。

2回目のエントリーが1回目と同じ行き先だった場合はレア枠「博多」が選べる!

同一人物が2度エントリーして、2回とも同じ目的地となった場合は、なんとレア枠である「博多」を選べるという仕組みがあることがしれっと以下のように書いてある。(別に博多を選ばなくても、2回とも同じ場所へ行くことは可能)

■おひとり様2回までエントリー可能です。(1回目と2回目で同じ目が出た場合は、博多も選べます。博多が2回出た場合は、2回目も行先は博多のみとなります。)

ただし、2回続けて「博多」が出た強運の持ち主は、博多にしか行けないらしい…。

そこまで強運(⇒1/36*1/36=約0.08%)なのであれば、JR西日本エリアの好きな行き先を選べるスペシャルオプションがあっても良いと思うのだが…どうだろうか。

2022年の夏はサイコロきっぷでお得な旅をしてみよう

JR西日本の「サイコロきっぷ」について、どこが目的地になっても非常にお得であり、魅力のある商品だということを紹介してきた。「~~ガチャ」というと、何かと批判のための揶揄に利用されることが多いワードではあるが、このような「旅行ガチャ」をきっかけに、旅先の観光地について調べたりするのは楽しいものではないだろうか。

コロナで落ち込んだ観光地の需要を少しでも活気づけるべく、今年の夏は「旅行ガチャ」を楽しんでみてはどうだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)