大型連休時に新幹線の指定席を確実に予約するためのテクニックを紹介

年末年始、GW、お盆などの大型連休や、秋の観光シーズンの3連休など、繁忙期の指定席は、良い時間帯であれば予約開始日の午前10時の時点を少し過ぎた時点で、ほぼ満席になってしまう事が多くなります。

特に、東海道・山陽新幹線でいえば山陽・九州新幹線へ直通するのぞみ号や、みずほ号・さくら号はその代表格と言えます。

そんな人気列車の指定席を抑えるポイントや、もう満席になってしまっていた…など、イザという時に役立つ技をご紹介します。

全体的に以下の空席案内サイト「JR CYBER STATION」にお世話になる記事です。

参考 指定席空席案内JR CYBER STATION

日付をそのままに時間をずらす

お盆休みやゴールデンウィーク、年末年始休暇の帰省ラッシュは、行きが連休初日の午前中に、帰りが連休最終日の午後に集中します。まぁ、少しでも長く地元に帰りたいとかいろいろ事情はあると思います。もし新幹線の予約をたった今まで忘れていて、こんな画面を目にしたとします。

絶望の満席

空席情報は見事に満席だらけです。

初心者さん

こ、これは自由席ですし詰め覚悟か…
ちょっと待った!お客さん!こいつを見てくれ。

駅員X

初心者さん

な、なんと…!
希望の○印

同じ日でも、夜に時間をずらすと、空席がたくさん出てきました。

指定席を取り損ねてしまった人は、すし詰めの自由席で行くか、少し遅らせて優雅に指定席で行くかをまだ選ぶチャンスが残っているのです。

お客さん、どうせ独身やろ?夜になると、こんなに空いてるんやで…?

駅員X

初心者さん

ま、まだ空いてる!確かに時間は遅いが…翌日になるよりはっ!
だが何で独身だと分かった!
まぁ、つべこべ言わんと。のぞみ49号、予約するかい?

駅員X

初心者さん

や、みずほ613号で。
選べると思ったらこれだ。まぁええけど。

駅員X

つまり、朝8時台のような皆が移動する時間はだめでも、夕方から夜にかけて時間をずらすだけで、混雑する時期とはいえ、指定席を取ることができるようになります。

とはいえ、時間が遅くなると小さな子どもを連れての旅行などはしんどいかもしれません。単身者は比較的時間が遅くなったところで融通がきくので、このパターンはおすすめです。

臨時列車を狙う (超繁忙期には効果微妙)

繁忙期の新幹線は、長距離列車は特に指定席が取りづらくなります。そのような時期には、定期列車以外に臨時列車も数多く走っています。

同じような時間帯に、定期列車と臨時列車が続行で運転される場合には、基本的には臨時列車の方が席の埋まり方は鈍くなります。

臨時列車とは?
毎日決まった時刻に運転するわけではなく、日々の輸送量や過去の統計などから判断して、運転する日が決まる列車のこと。つまり、毎日運転はしていないけど、利用客の多そうな時間帯に追加で走らせる列車のことです。

では、臨時列車はどのように判断したらいいのでしょうか?手もとに駅で配布している時刻表があればそれを、もし無ければ、以下のJR東海のサイトからダウンロードできるので、それを見ながら説明します。

参考 東海道・山陽新幹線の時刻表JR東海

時刻表を開くと、以下のように列車がずらずらっと並んでいます。ひかり493号が新横浜を6:00に発車し西へ向かう1番列車です。

そのあと、品川始発ののぞみ99号、東京始発ののぞみ1号と続きます。さて、以下の画像にも印をつけましたが、臨時列車は、列車名の上に「◆」がつく列車になります。一時期は700系列車という古い車両が使われることが多かったのですが、このページの臨時列車はすべて「N700」のマークがついています。

よって、定期列車だろうが臨時列車だろうが、ほとんど差は無くなった、といっても過言ではありません。

ほとんど、と言ったのは、若干所要時間に差があるからで、臨時列車のほうが数分ほど余計にかかります。

理由は、臨時列車はほとんどが、700系(古い車両)のダイヤで組まれているからです。列車のダイヤというのは厳密に決められているため、古い車両にあわせてダイヤが決められている場合、いくらN700系のような新しい車両がそのダイヤを走ることになっても、古い車両のダイヤに合わせざるを得ないのです。こればかりは仕方ありません。

2020年度に、東海道新幹線の車両がN700系列に統一された際には、臨時列車も定期列車と同じようなスピードになる可能性もあります。

とはいえ、以前ほど臨時列車に拒否反応を示す人はいなくなり、需要の高い時間の列車であれば すぐに満席となってしまいます。

ラッチ内乗り継ぎで違う列車を乗り継ぐ(単身移動なら)

空席案内では、自分の指定した区間で、1区間でも他人が乗車している場合「空き無し」となります。

指定席で名古屋→岡山と移動したい場合、名古屋→新大阪間ではその席が空いていたとしても、新大阪→岡山間で指定席が既に売れていた場合、「名古屋→岡山」を1列車で取ることはできません。

しかし、名古屋→新大阪と新大阪→岡山で列車を分ければ指定席を取れる可能性があるのです。

新幹線の指定席は、同一方向に向かって改札を出ずに乗り継ぐ場合、ラッチ内乗り継ぎという規則によって、1列車の指定席料金で複数の列車に乗車することが可能ですので、分割することで指定料金が跳ね上がるのを心配する必要はありません。

ちなみに、今回紹介するのは乗り継いで列車を変更するパターンですが、同一列車内で指定席を渡り歩くことも可能です。

別列車の乗り継ぎであれば、エクスプレス予約でも条件付きで対応していますが、同一列車内の指定席の乗り継ぎは、エクスプレス予約では対応していませんので注意してください。

さて、名古屋→博多を移動する場合、一番のネックは本数が一気に減る割にまだ多くの利用客がいる新大阪~岡山の区間です。どのようにこの区間を移動すれば、繁忙期にも指定席を取れるのでしょうか。

お盆休み初日に名古屋⇒博多で検索すると、こんな感じです。

初心者さん

覚悟はしとったけどキレイに満席やんか…
ちょっと待った!お客さん!こいつを見てくれ。

駅員X

初心者さん

な、なんと…!大阪までなら席あるんや。へぇ。でもワシ博多まで行きたいんやけど。
そう早まりなさるな。新幹線は実は同じ方向にいくなら、指定席料金は同じで乗り継ぎができるんやで。

駅員X

初心者さん

つまりそれは…
そう、乗り継ぎは面倒くさいけど、博多まで座っていくこともまだ夢ではない。

駅員X

初心者さん

(ゴクリ)…続きを見せてほしい。
ALL×の想定でリクエストしたら不覚

初心者さん

こりゃまた綺麗に満席…じゃなくて、のぞみ3号が博多まで△やないか。それポチーしてや!
すまん、売り切れた。

駅員X

初心者さん

初心者さん

じゃあ、のぞみ3号でとりあえず岡山まで行くとして…。岡山から博多なら空いてるかね。
ここまで来れば余裕

初心者さん

空いてる空いてる。じゃあ、名古屋から新大阪は、栄光ののぞみ1号。新大阪から岡山はのぞみ3号。岡山から博多はのぞみ5号にしよか。
まぁここまでの例は極端かもしれないけど、覚えておくと役に立つかもな。あと、君が単身での移動ならいいけど、大人数だとこれは大変かもしれないな。

駅員X

名古屋から博多まで3列車を乗り継いで移動することで、各区間で細切れに空いている指定席を渡り鳥のように移動するパターンです。

今回はちょっと極端な例でしたが、1回の乗り継ぎ程度なら、十分実用的だと思います。

また、鉄道好きであれば1行程で2形式に乗車できる可能性(N700系16両とN700系8両とか)もあるので、ある意味実用的かもしれません。

注意
エクスプレス予約では、「のぞみ」→「ひかり」→「のぞみ」という行程には対応していません。また、同一の列車での座席移動にも対応していませんので注意してください。以下の参考サイトにも記載がありますが、要するにシステムが「のぞみ料金」の合算に対応していないためのようです。旅客営業規則上はルールがあって発券できることになっているのですが、そこまで対応していないということなのでしょう。同一列車の座席移動が実現しない件についても、意図があってのことなのでしょうか。
参考 のぞみ号の乗継特急券きっぷメモ

ちなみに、エクスプレス予約で「のぞみ」→「ひかり」→「のぞみ」となる行程の予約に挑戦しましたが、こんなメッセージが出て無理でした。

とりあえず例としてこんな乗り継ぎで検索。
のぞみ(みずほ)でのサンドイッチ乗車は不可

車椅子対応席の一般開放を待つ

11号車一角に並ぶ「×」が車いす対応席

ガラガラの指定席のシートマップの一角に並ぶ、4つの「×」これが車いす乗車対応の座席です。

エクスプレス会員の方なら操作してみるとわかりやすいと思いますが、11号車の12,13列のA,B席は、どの列車も「×」になっています。

理由としては、車いすの方の予約の受付を、2日前まで受け付けているため、一般の予約は受け付けていないのです。しかし、出発の前日~当日には、この座席は一般開放され、予約できるようになります。

このページで何度もお世話になっているJR CYBER STATIONで空席状況を確認していると、前日の朝になると突如「×」から「△」の列車が増えます。

これは座席開放が行われた結果、全ての列車で、僅かに空席が生まれたということです。なお、この座席、A、B席ですが、本来はC席があるスペースに車いす用スペースがあるため2人掛け座席として利用できます。

指定席争奪戦に完全に乗り遅れてしまった人も、前日の朝イチの取り合いに望みを託してみては…。

調整席について
今回は車いす用の座席について紹介しましたが、新幹線だけに限らず、指定席を持つ特急列車の場合、自分の座る予定だった座席にトラブルがあった場合などで、指定席を利用できなくなる事が稀にあります。このような場合に備えて、必ず数席、発券せずに空けてある座席が存在します。これを調整席といいますが、詳しい座席の位置などはよく分かっていません。ただし、車いす用座席とは違って、その性質上、一般向けに売る事はないと思います。

事前予約を利用する

例年、JR西日本管内の駅では、指定席の事前申し込みを受け付けています。
これは、本来であれば1か月前の10時に発売される列車に対して1か月と7日前に仮予約をしておく仕組みです。

ただし、注意しなければならないのが、これは全国共通のサービスではないことです。また、申し込んだ時点で座席をとれる保証はありません。それでも、10時に窓口に並ぶよりは座席をとれる率は上がると思います。

自分で並ぶ手間も省けるので、やらないよりは遥かにマシだと思います。

また、エクスプレス予約会員かスマートEXの会員であれば、通常は1か月前の午前10時からの予約となるところ、1か月と7日前から、事前に申し込んでおくことが可能な事前予約サービスを実施しています。

ただ、仕組み的には上で紹介した事前予約と同じで実際に座席が取れることが確定するのは、1か月前の午前10時です。申し込みが多かった場合は、取れないということもあり得るので注意しましょう。

参考 エクスプレス予約・事前申込サービスJR東海

まとめ 繁忙期で満席なのは一部の列車だ!

ここまで、指定席を確実に予約するためのテクニックを紹介してきました。繁忙期の、さらにピーク時間というのは、移動したいという需要が最大なので、あっという間に指定席は満席となります。

しかし、ピーク時間を避けたり、列車を乗り継いだりすることで、指定席に座って移動することができるということを紹介しました。

一つの切り口から見て満席だったら諦めるのではなく、様々な視点から見ていくことで、実は繁忙期にも指定席を取ることが可能ですので、この記事を見られた皆さまには、是非指定席争奪戦に挑戦していただきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です