新幹線での新型コロナ感染リスクは?

新型コロナ 新幹線での感染リスクを減らすためには?

Go To トラベルなどで新幹線移動を考える方へ

Go To トラベルキャンペーンから東京の除外が決まり、やや全体的にはトーンダウンした気配はしますが、その他の地域では、これを機に旅行を考えていらっしゃる方も多いでしょう。また、いつものように「抜け穴」が多いことも予想され、人の移動は増えるものと思われます。

現に東京だけでなく感染が拡大する中、新幹線で移動することのリスクはないとは言い切れません。

ここでは、新幹線を利用する上で、新型コロナウィルス感染の防止のために役立つ情報を発信できればと思います。

感染を避けるには一般論として「3密」を避けることが重要

まず、新型コロナウィルス感染防止に重要なポイントとして、散々言われている「3密」を防止することが重要です。まずは3密について、総理大臣官邸公式Twitterが発表した定義は以下の通りです。

3つの密(3密)とは?
1.換気の悪い密閉空間
2.多数が集まる密集場所
3.間近で会話や発声をする密接場面

新幹線。特に東海道新幹線のような乗車率の高い新幹線路線において、コロナ禍による緊急事態宣言真っ最中はともかくとして、宣言が解除され、徐々に利用が戻ってきている今においては、全ての「密」を満たしているようにも見えます。

新幹線における「3密」の実態は

意外にも新幹線車内は3密ではない

いきなり結論を書いてしましましたが、新幹線は実は「3密」空間ではありません。と、書くと誤解を与えますが、少なくとも「3つの密」が重なる場ではありません。

以下、JR東海のWebサイトにある情報等を踏まえ、新幹線で3密が起こりにくい仕組みについて説明します。

参考 新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みJR東海

1.「換気の悪い密閉空間」に対する対策

新幹線の車内空調は、常に外気と空気を入れ替えています。高速走行するため、窓こそ開きませんが、自動車の「内気循環」のように、空調効率を上げるために車内の空気を循環させているわけではなく、必ず外気を取り入れています。

空調・換気装置により、常に外の空気との入れ替えを実施しており、計算上では、約6~8分で車内の空気が新しい外の空気と全て入れ替わります。

JR東海Webサイトより引用

平常時であれば1車両に200人ほど着席している車両もあり、内気循環では早々に車内環境が悪化していまいますので、当然と言えば当然の方法でしょう。

2.「多数が集まる密集場所」に対する対策

混雑する列車はなるべく避ける

以前の記事でも書きましたが、コロナで利用が落ち込んでいるにも関わらず、夏季の新幹線運転本数は、昨年並みを維持するようです。

コロナ禍における2020年夏の東海道・山陽新幹線の運転本数と混雑時の注意点

当然、満席になる本数は少ないと思いますが、これはJRとしてもコロナ禍での利用を促進するため、乗車効率よりも空席を多く確保することで利用者の安心感を優先しているというのが大きいと思います。

しかし、それでも利用が多くなると思われる日や時間帯は注意が必要です。新幹線は今のところ、座席の発売において「ソーシャル・ディスタンス」を適用するわけではないため、全ての座席が理論上は発売される可能性があります。(空席が多い場合、できるだけ間隔を開けるなどの発売について考慮してくれているようです。)

特に、例年の傾向から多数の乗客の密集が予想される日や時間は以下の通りです。これらの日や時間の移動はできるだけ避け、都合のつく人は分散した移動をぜひ検討してください。

避けるべき時間帯の列車(帰省ラッシュ)

【7月の4連休初日およびお盆休みの連休初日】

7月23日および8月8日が該当します。8月13日もお盆初日のため、混雑が予想されます。

これらの日は、午前中に東京駅を発車する列車を中心に大きく混雑しますので、この時間を避けるようにしてください。

連休初日は、夕方(16:00~)以降に東京駅を出発する列車は混雑しない傾向にあります。

避けるべき時間帯の列車(Uターンラッシュ)
【7月の4連休最終日およびお盆休み最終日】

7月26日および8月16日が該当します。特に8月16日は、8日から休みの人と13日から休みの人のUターンが重なり、例年であればとても混雑すると予想される日になります。

これらの日は、午後に東京駅に到着する列車を中心に大きく混雑しますので、この時間を避けるようにしてください。

逆に、早朝から午前中に出発する列車は比較的混雑しない傾向にあります。

シートマップを利用して密集を避ける

指定席を利用する場合「シートマップ」を利用することで、発売時点においては周囲になるべく人がいない座席を指定することができます。

「シートマップ」は、インターネット予約や指定席券売機での購入で利用することができますので、積極的に活用し、なるべく他人との距離をとることを心掛けましょう。

ただし、先ほど書いた通り、いくら今年の移動が少ないと想定されるとはいえ、ピーク日にはそれなりに増えるものと思われます。そういった状況で密になることを避けるため、分散利用とあわせてシートマップによる密集回避をすべきでしょう。

3.「間近で会話や発声をする密接場面」への対策

これが関わってくるのは、主に対面でのきっぷの販売や接客と、車内での乗客同士の会話が大きな要素でしょう。

きっぷの販売における対策

きっぷの販売時点では以下のような対策がされています。一般的に、スーパーやコンビニなど、一般の小売店などでの接客でもよく見られる方法が採用されています。

きっぷうりばではお並び位置の目安を明示する等、お並びいただく際に一定の間隔を確保していただけるよう、ご案内しております。

駅の改札やきっぷうりばにビニールカーテンを設置しております。

JR東海Webサイトより引用

乗客同士の会話における対策

はっきり言ってこれは「運」としか言いようがありません。このコロナ禍において、座席を転回させてマスク無しで大声で会話する人は一般常識から考えてもいないと思いますが、万が一いないとも限りません。

万が一、そのような不運な場面に遭遇した場合は、自由席であればそのまま席を移動し、指定席であれば巡回中の車掌に事情を説明し、座席を変更してもらうことが可能です。(ただし指定席は空席がある場合に限る)

その他の対策

3密防止以外にも、新幹線においては、不特定多数の人が接触する券売機のタッチパネルやドアノブなどを消毒し、可能な限り感染の可能性を低下させる取り組みをしています。

最終的には自衛も重要!

このように、新幹線では3密防止の観点から、様々な感染防止対策がとられています。しかし、普段の生活で実施しているような自衛策も継続することが重要です。つまりマスクを着用したり、手指の消毒を小まめに実施したり、顔になるべく触れないようにしたりという基本を遵守しましょう。

新幹線での感染リスクを減らすには

ここまで書いてきた通り、新幹線を運行するJR各社については、出来る限りの対策をとっていますが、どれだけ完璧な対策を行っていても、ピンポイントの感染者に対して全て対応できるわけではありません。

利用する側についても、『新しい生活様式』などで培った対策について愚直に実施し、自分が感染しないということは当然として、他の人にも絶対に感染させないということを意識して行動しましょう。

そうすることで、自分を守ることにもなりますし、他の人も守ることにも繋がります。最近は自粛警察やマスク警察というような揶揄がされている通り、もはや手段と目的を履き違えて批判するような残念な人も多く見られます。また、マスクをつけずに大声を出しているような人も少ないながらも見受けられます。

皆がルールをしっかり守り、安全に新幹線を使って旅行ができるような日が近いうちに訪れることを期待したいところです。

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