この記事は過去の情報です。最新(2023年3月ダイヤ改正)は以下を参照してください。
目次
この記事はダイヤ改正後の列車番号の変更について考察した記事ですが、2/28現在、公式に列車番号が公開されていることから、正確な列車番号を記事の末尾に追記しています。興味がありましたらご覧ください。
2020年3月に予定されている東海道新幹線のダイヤ改正ですが、のぞみが1時間に最大12本になるということで、「のぞみ」のスジが大幅に増えることとなります。それに伴い、「のぞみ」の列車番号や、波及する他の列車番号も変更となることが予想されます。
以下のページに、現行ダイヤでの列車番号をまとめていますので参考にしてみてください。
さて、このページを見ると、「のぞみ」に使えそうな空き番は以下の番号となります。
- のぞみ 65号~89号
- のぞみ 140号~149号
- のぞみ 270号~289号
- のぞみ 435号~439号
見ての通り、ほとんど空いていません。430番台を使い切ってしまった場合、440番台は山陽新幹線の「ひかり」となっています。
さて、ここでJR東海のプレスリリースの内容に立ち戻ります。
「3.東京発下り6時台・21時台に新大阪行き臨時「のぞみ」を増やします。」 と書かれている場所に、「のぞみ471号(東京21:09発)」を見つけることができます。プレス上の時刻を見る限り、これは東京発新大阪行きの臨時のぞみであり、特筆するような特徴は持っていません。
今回のダイヤ改正では、前回の記事でも話題にした現「ひかり539号」の時間帯に割り込む「22:00発東京発名古屋行のぞみ」が新設されますが、これには「71号」の番号が付与されます。原則、2桁番号の「のぞみ」は山陽直通だったのですが、早朝時間帯に名古屋から東京へ向かうのぞみ90号、92号が設定されるようになり、例外的な列車に関しては、特徴のある番号が振られるようになりました。この71号も、例外的な列車番号です。
よって、何の特徴もない「のぞみ471号」は、前後の番号と通算して番号が振られている可能性が高いといえます。現行21時20分発の最終手前の「のぞみ」は、「のぞみ473号」となるのでしょう。
同じ箇所に、朝6時帯の「のぞみ」の増発ということで、「のぞみ273号」「のぞみ279号」が増発されるという案内があります。これは2本の列車が掲載されているので、おそらく臨時のぞみの番号は、現行の290号~434号から270号~473号となる確率が高いように思います。
ここまで、「のぞみ」増発による列車番号の変更について考察しましたが、今回の改正で割を食うのは「ひかり」かと思います。
山陽新幹線の44X号や、東海道から山陽へ直通する460~481号は、おそらく「のぞみ」に番号を明け渡して、別の番号が振られることになるでしょう。(現460号を480号とする手もあるが、現481号が新501号となってしまうため、番号の工夫がされるのでしょうか。)
また、現行のひかり539号の後の540番台から、すぐに「さくら」の番号となっており、どのような番号が採番されるのかが気になるところです。
- 1号~64号:東京~博多 定期「のぞみ」
- 70号~72号:東京~名古屋 「のぞみ」
(72号のみ定期。70号、71号は臨時) - 75号~78号:名古屋~博多 定期「のぞみ」
- 80号~118号:東京~広島・岡山・姫路・西明石 定期「のぞみ」
- 131号~191号:東京~博多・広島・岡山 臨時「のぞみ」
- 200号~265号:東京~新大阪 定期「のぞみ」
- 270号~473号:東京~新大阪 臨時「のぞみ」
変更の概要は次の通りです。
1号~64号(東京~博多の定期のぞみ)の番号は、改正前と変更なし。
改正前の90号台(名古屋・品川~博多、名古屋~東京)が、70号台へと移行。
改正前100号台~130号台(東京~広島・岡山等)の番号が20番ほど繰り上げて80号台~110号台に。
改正前150号台~190号台(東京~山陽の臨時のぞみ)は、開始番号が20番ほど繰り上がり。130号台~190号台に。
200号~265号(東京~新大阪の定期のぞみ)の番号は、改正前と変更なし。
改正前の290号~431号(東京~新大阪の臨時のぞみ)の番号は、前後に拡大し、270号~473号に。
- 500号~522号:東京~岡山・広島 定期「ひかり」
- 531号~535号:新横浜・名古屋~博多・広島 定期「ひかり」
- 591号~594号:山陽区間完結 定期「ひかり」
- 595号~599号:山陽区間完結 臨時「ひかり」
- 630号~669号:東京~東海道完結 定期「ひかり」
改正前460号~482号(東京~岡山・広島の定期ひかり)の番号は、改正前+40号へ変更。
改正前500号~539号(東海道完結のひかり)は、改正前+130号へ変更。
改正前440号~444号( 山陽完結のひかり )は 改正前+150号へ変更。
- 700号~754号:東京~名古屋・新大阪 「こだま」
- 760号~767号:新大阪~途中駅止まりの 東海道「こだま」
- 800号~826号:東京~途中駅止まりの 東海道「こだま」
- 830号~878号:山陽区間完結「こだま」
山陽・九州新幹線の「みずほ号」「さくら号」は、列車番号に変更はなく、これまでと同等の番号が付与されて運行される見込みです。
楽しく拝読させていただいております。
2020年3月改正での東海道山陽新幹線における号数割り振りですが、先ごろ開示されたJR九州のサイトにて既に明らかになっておりますのでご参照ください。
PDFファイルへのリンクはこちらです。https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2019/12/13/201912132020daiya.pdf
コメントありがとうございます。
興味深い資料、ありがとうございました。
拝見しますと、大きな変化としては、早朝深夜の名古屋始発・終着の「のぞみ」の番号が、90番台から70番台に繰り上がっていますね。
また、山陽新幹線完結の「ひかり」が、590番台に集約されています。
これまでの440番台が「のぞみ」に召し上げられるための変更かと思います。
岡山止まりの「ひかり」が非表示なのが悔やまれます…。
返信ありがとうございます。
確かにJR九州目線の時刻表なんで、岡山発着ひかり含めて新大阪以東の情報が薄いですよね…
あと、新594号(現444号)の使用車両とか早く知りたいなーと思いました!
一昨日福山まで乗車したひかり444号、相変わらずスピードは速いのにB)編成の車内はどことなくまったりしてていい感じでした(笑)
新594号ですが、700系の定期運用が3月13日で終了になるとのことなので、
N700系16両での運用になることが濃厚ではないでしょうか。
東海道乗り入れ編成の博多への車両送り込み(からの送り出し)を兼ねた運用というのが定説ですので、
700系が定期運用から離脱したあとは、N700系16両編成になる…と思っています。
本日、JR東日本のHPで改正後の東京駅の発車時刻が掲載されていました。
それによるとひかり・こだまの号数は以下のようになりそうです。
山陽新幹線まで直通のひかりは現行+40
(例:ひかり461→ひかり501)
東海道新幹線完結のひかりは現行+130
(例:ひかり539→ひかり669)
こだまは細かくは見てませんがある程度集約した上で700、800番台の号数を振り直しているように見えました
情報ありがとうございます。
ついに「ひかり」も600番台となるものが出てきてしまいましたか。
のぞみの増発とともに追いやられてきましたが、現形態の期間が長かっただけに、
違和感を感じますね。いずれ慣れるのでしょうが。