新幹線での新型コロナ感染リスクは?

東海道・山陽・九州新幹線のネット予約「エクスプレス予約」「スマートEX」の違いを知ってお得に使おう

※2022年6月25日より、エクスプレス予約・スマートEXサービスは、九州新幹線区間にも拡大します!

当記事では、2022年6月25日以降の九州新幹線拡大後の内容も記事にしています。ご注意ください。

エクスプレス予約?スマートEX?なんか敷居が高そうな…

エクスプレス予約スマートEXは、東海道・山陽・九州新幹線の指定席を、パソコンやスマートフォン等から予約・変更できるサービスです。2017年9月30日より、これまでの「エクスプレス予約」に加えてより手軽に東海道・山陽新幹線のインターネット予約ができる「スマートEX」サービスが開始されました。また、2022年6月25日より、九州新幹線区間においてもサービスが開始されます。

エクスプレス予約とスマートEXの大きな違い

どちらも東海道・山陽・九州新幹線のインターネット予約サービスですが、エクスプレス予約は専用のクレジットカードと、年会費(1,000円+税)が必要で、スマートEXは手持ちのクレジットカードと交通系IC乗車券でサービスが利用できるという違いがあります。

初心者さん

そんなん手持ちのカードで何とかなる方がええに決まっとるやん。
ちゃんと最後まで話聞いてからのがええで。

駅員X

エクスプレス予約でもスマートEXでもできること

まず、エクスプレス予約でもスマートEXでも使える機能です。

  • 東海道・山陽・九州新幹線のインターネット予約
  • シートマップによる座席指定
  • 事前予約申し込みサービスの利用
  • 何度でも無手数料で予約変更(初回予約日から3か月以内)
  • ICカード(EX-ICカードまたは交通系ICカード)によるチケットレス乗車
  • 早特商品の利用

初心者さん

スマートEXでも、ネット予約のメリットは十分受けられそう。
機能的にはそうだけど、やはり専用カードを作るエクスプレス予約の方が優れていることもあるぞ。

駅員X

エクスプレス予約とスマートEXのサービス差について

料金の差について

機能的にはあまり差はありませんが、エクスプレス予約は年会費がかかるだけあって、スマートEXと比較して、料金が安いということが最大の特徴です。

料金の差(一例)※2020年3月現在 消費税率10%時点

東京⇔新大阪 (通常期にのぞみ号に乗車した場合)

エクスプレス予約 13,620円

スマートEX 14,520円(+900円)

スマートEXは、ほぼ駅の窓口で購入する料金と同じです。また、閑散期であれば-200円、繁忙期であれば+200円の料金の変動があります。その点、エクスプレス予約は、年間を通じて同一の料金で利用できます。

参考 「スマートEX」と「エクスプレス予約」のサービス比較JR東海

初心者さん

繁忙期に東京と新大阪を往復したら、それだけで2,200円も差がつくなんて、意外と大きい気もする…。
その通り。実はエクスプレス予約の年会費は、あっという間に元が取れてしまうんだ。

駅員X

初心者さん

いくら便利とは言っても、これじゃスマートEXはさすがに分が悪いような…。

付帯サービスの差について

エクスプレス予約とスマートEXの差は、料金だけではありません。付帯サービスとして、エクスプレス予約には「グリーンプログラム」がついています。

初心者さん

グリーンプログラム…?緑化でもするんかい!
グリーン車って聞いたことあるやろ。実はエクスプレス予約会員は、エクスプレス予約を使って乗車すると、区間ごとにポイントが溜まって、ある一定のポイントに達すると、なんと普通車の料金でグリーン車に乗れるようになるんだ。

駅員X

初心者さん

庶民にささやかな夢を与えるプログラムやね。
グリーン車乗車に必要なポイント

のぞみ号/みずほ号・・・1000ポイント

ひかり号/さくら号・・・800ポイント

こだま号/つばめ号・・・600ポイント

※九州直通のみずほ号・さくら号・つばめ号は2022年6月25日以降に利用可能

1乗車で付与されるポイント(代表的な区間)

東京⇔新大阪 90ポイント

東京⇔名古屋 50ポイント

名古屋⇔博多 130ポイント

※ポイントは乗車翌年の6月30日まで有効

初心者さん

えっ…付与されるポイント少なすぎ…。そして期間短すぎない?のぞみで特典受けようと思ったら。東京⇔名古屋だったら、年間10往復も必要?
そう。事実はかなりのヘビーユーザーでないと、グリーンプログラムでグリーン車、なんていうことは難しいんだ。

駅員X

初心者さん

庶民のささやかな夢がぶち壊される瞬間やね。
ただ、惜しくも届かない…なんてこともあるだろう。そういった時に使えるかもしれない裏ワザがあるから、また今度紹介しようと思う。

駅員X

駅員X氏の裏ワザについては、以下の記事をご覧ください。

エクスプレス予約(EX予約)のグリーンポイントをなるべく無駄にしない使い方

グリーンプログラムの詳細は以下、JR東海のサイトを参照してみてください。

参考 グリーンプログラムJR東海

(重要)早特商品は、どちらのサービスでも使える!

ここまで説明したように、エクスプレス予約のほうが圧倒的な割引率で、年会費の元もあっという間に取れてしまい、専用カードを作る必要こそありますが、お得感は全然違うということが分かったかと思います。ただ、スマートEXの真価は「早特商品」にあると考えています。

実は早特商品はどちらも同じ料金

エクスプレス予約やスマートEXには、「早特」というタイプの商品があり、名前の通り、乗車日より3日以上前(商品によっては21日以上前)に予約しておくと、通常の料金よりも割安に東海道新幹線に乗車可能です。これらの商品はなんと、エクスプレス予約でもスマートEXでも料金が変わらないのがポイントです。

普通に購入する限り、スマートEXサービスは、エクスプレス予約と比べて金額的なディスアドバンテージがあるのですが、早特の金額差がない事で、計画的に新幹線を使うケースが多い方については、ほとんど差が無くなるのではと思います。

ただし、早特商品は、繁忙期には利用制限がされます。その利用制限期間が、エクスプレス予約よりも多く設定されているのでそこは注意が必要です。

2022年度については、利用可能な期間は、エクスプレス予約・スマートEXで全く差はないようです。新型コロナの影響により、利用客が減少した影響でしょうか…。2019年当時は、EX予約とスマートEXで、利用可能期間に差がありました。(スマートEXのほうが利用制限となる期間が長い)

エクスプレス予約とスマートEXの制限期間の違い

※2022年度はこんな感じです。

エクスプレス予約

  • 繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。2022年度は、4月27日(水)~5月6日(金)、8月10日(水)~8月19日(金)、12月28日(水)~1月6日(金)はご利用いただけません。

スマートEX

  • 繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。2022年度は、4月27日(水)~5月6日(金)、8月10日(水)~8月19日(金)、12月28日(水)~1月6日(金)はご利用いただけません。

初心者さん

どっちにしても最繁忙期には使えないのか。
どちらもピークが予想される日には使えないけど、エクスプレス予約なら周辺の日は使えて、スマートEXは期間中全滅、って感じやね。ただ、2022年時点では新型コロナウイルス感染症による利用客減が影響しているのか、差はなくなっている。

駅員X

結局どちらのサービスを選ぶべき?

これらを踏まえて、エクスプレス予約を選ぶべきか、スマートEXを選ぶべきかを考えた結果、以下のような基準になるかと思います。

エクスプレス予約を選ぶべき人
  • 年に何度も新幹線を使う
  • 直前の変更が多い
  • 専用のクレジットカードを持つことに抵抗がない
スマートEXを選ぶべき人
  • 年に1-2回しか新幹線を使わない
  • 旅行などで計画的に使うため、突発的な変更が少ない
  • クレジットカードをあまり持ちたくない

初心者さん

早特がうまく使えるならスマートEX、仕事などで突発的な変更が多いなら、エクスプレス予約を使うのがいいかもね。
そういうこと。

駅員X

エクスプレス予約とスマートEXの違いを知りお得に使う

ここまで紹介したように、エクスプレス予約とスマートEXでは、利用できるサービスは同じですが、割引率に差があったり、エクスプレス予約であれば年会費が必要だったりと、自分に合ったサービスを自分で選択する必要があります。記事内でもまとめていますが、早特が主体で、あまり変更をしないような使い方ならスマートEX。ビジネスで利用するため変更が多い方や、そもそも新幹線を利用することが多い方は、エクスプレス予約を選んでおくと、あとあと後悔しないのではないかと思います。

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