新幹線での新型コロナ感染リスクは?

東海道・山陽新幹線の「特定特急券」を利用して短距離を自由席で安く乗車する方法について

「特定特急券」を利用して新幹線を安く利用する

新幹線の特急料金は高く、在来線で行けるものならできるだけ在来線で行った方がお得だと考える人は多いでしょう。しかし、一部の区間では「特定特急券」といわれる、特急料金が通常より安い金額で発売されており、それをうまく活用することで、最小限の追加費用で効率よく移動することが可能となります。

特定特急券とは?設定区間は?

簡潔に説明すると、「通常の料金券のルール」に縛られずに、特別に安く設定されている区間の自由席特急券が「特定特急券」として発売されています。この「特別に安く設定されている区間」は、主として新幹線の隣駅同士になりますが、後から途中駅が開業(品川や掛川、三河安城)した場合でも、もともと特定特急券の発売対象となっている区間(例:名古屋~豊橋)では、特定特急券の発売は継続されています。

例えば、東京~新横浜間で、ひかり、こだまの指定席を利用した場合の特急料金(指定席)は、2,090円ですが、特定特急券であれば870円となります。2003年に品川駅が開業する前は、東京の次は新横浜でしたので、当時の隣駅ということで特定特急料金が設定されています。特定特急券についての根拠は、この段落の最下部に旅客営業規則を引用しましたので、時間のある方は見ていただければと思います。

わかりやすいように、三角表を持ってきました。確かに東京~新横浜間の特急料金(特定特急券)は、870円となっています。運賃510円とあわせて1,380円で、東京~新横浜間は新幹線に乗車することが可能です。しかし、東京~小田原の場合は、自由席を利用したとしても、1,520+2,290-530=3,280円と、倍以上の値段となってしまいます。

第125条
大人急行料金は、次の各号に定めるとおりとする。
(1)特別急行料金
イ 新幹線
——————————–中略————————————–
(ニ)特定特急料金
a 第57条第1項第1号ニの(イ)のaに定める区間に対する特定特急料金
(a)当該区間の営業キロが50キロメートル以下の場合
880円とする。ただし、東京・大宮間にあっては、1,090円とし、北海道旅客鉄道会社線内にあっては、1,330円とし、東海旅客鉄道会社線内、西日本旅客鉄道会社線内(北陸新幹線を除く。)及び九州旅客鉄道会社線内にあっては、870円とする。

(b)当該区間の営業キロが50キロメートルを超える場合
1,000円とする。ただし、北海道旅客鉄道会社線内にあっては、1,520円とし、東海旅客鉄道会社線内及び西日本旅客鉄道会社線内にあっては、990円とする。

旅客営業規則より

第57条
旅客が、急行列車に乗車する場合は、次の各号に定めるところにより、急行列車ごとに特別急行券又は普通急行券を発売する。

(1)特別急行券

——————————–中略————————————–

ニ 特定特急券
次に定める区間を、特別車両以外の座席車又は第13条第3項の規定によりB寝台を設備した寝台車に乗車し、自由席(自由席のない列車にあっては、指定席)を使用する場合に、乗車できる列車及び乗車区間を指定し、特定の特別急行料金によって、座席の使用を条件としないで発売する。

(イ)新幹線

a 隣接駅間(九州新幹線を除く。)及び以下の区間
東京・新横浜間
三島・静岡間
静岡・浜松間
豊橋・名古屋間
福山・三原間
三原・広島間
新山口・新下関間
東京・大宮間
古川・一ノ関間
一ノ関・北上間
北上・盛岡間
熊谷・高崎間
博多・久留米間

旅客営業規則より

特定特急券を組み合わせて使用すると安くなる区間がある

JRのきっぷでよくあることなのですが、乗車券の区間を分割して買うことで安くなるということがあります。それと似たようなことが、特定特急券でも実現できる区間があります。

以下の三角表をご覧ください。赤枠は、浜松~名古屋の特急料金(指定席)。青枠は、浜松~豊橋の特定特急料金と、豊橋~名古屋の特定特急料金です。

では、名古屋~浜松を通しで買った場合と、豊橋で分割して特定特急券を組み合わせて買った場合の運賃料金を比較してみます。

  • 通し購入: 3,060+1,980-530=4,510円
  • 豊橋分割: 870+990+1,980=3,840円
  • 差額:670円

なんと、670円も分割購入した方が安くなります。往復するのであれば、1,340円と、バカにできない金額が安くなります。買うときに変な目で見られるかもしれませんが、それが嫌ならエクスプレス予約か、指定席券売機で購入しましょう。

券売機で購入するときはくれぐれも「指定席」にしないように気を付けてください。エクスプレス予約でも購入できますが、こちらは明確に「自由席」を選択しないといけないため、注意してください。

特定特急券での時間短縮が効果的な区間

最後に、特定特急券による時間短縮がどの程度なのかを、有効な区間別にみていくことにします。私鉄競合がない地域の在来線は快速列車がないため、以下のような区間では大幅に移動時間を短縮することが可能です。

  • 三島~静岡:ひかり約17分、こだま約25分、在来線約70分
      ⇒990円でその差45~50分!
  • 静岡~浜松:ひかり約19分、こだま約24分、在来線約70分
      ⇒990円でその差45~50分!
  • 相生~岡山:こだま・ひかり約17分、在来線約70分
      ⇒990円でその差45~50分!

まとめ:特定特急券は普段から何気なく使っているかも?

ここまで、東海道・山陽新幹線の「特定特急券」を利用して短距離を自由席で安く乗車する方法について説明してきました。基本的には特に意識をしなくても、隣接駅までを自由席で購入すれば、必ず特定特急券になるため、購入する側は特に意識をしなくても買うことができるのは良いと思います。

ただ、分割購入をする場合は、あえて言わないと通しで発券されるので、分割をしたいときは必ず申し出るようにしてください。

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