目的別に考える新幹線のおすすめな列車や車両、座席選び

東海道・山陽新幹線では、様々な種類の列車が多様な車種で走っています。ここでは、車両の特性や列車種別などから、あなたの目的にあわせた最適な列車や車両、座席選びを提案します。車両や列車番号についての前提知識は、以下の関連記事からどうぞ。

東海道・山陽・九州新幹線を走行する車両について 知って得する東海道・山陽・九州新幹線の列車番号の規則について

少しでも安く新幹線に乗りたい場合

自由席車両を使う

自由席を使うことで、指定席料金およびのぞみ料金をカットすることができます。繁忙期にのぞみに乗車する場合など、場合によっては1000円程度は安くなるので、始発駅(東京・新大阪など)から乗車できるのであれば、自由席を使うことも検討しましょう。自由席に乗るためのコツについては、以下の記事が詳しいです。

新幹線の自由席に座るコツ。自由席の混み具合や対策について徹底解説!

指定席ならば「ひかり」を使う

途中駅からの乗車など、どうしても座りたいけど安く行きたい。という方は、「ひかり」を使いましょう。指定席料金はかかりますが、のぞみ料金をカットすることが可能です。また、自由席の競争率も「のぞみ」より下がることが多くなります。

東海道・山陽新幹線『ひかり』の停車駅や自由席、運行パターンを解説(2019年9月)

格安の旅行商品を使う

有名なところでは「ぷらっとこだま」という、こだま限定で格安で移動できる旅行商品が、JR東海ツアーズから発売されています。また、山陽新幹線のエリアでも、似たように日本旅行から「バリ得」という名称で、限定のひかり・こだまで格安移動が可能な商品が発売されています。詳細は以下のページを参照してください。

参考 ぷらっとこだまJR東海ツアーズ 参考 【新大阪⇔博多・小倉・熊本・鹿児島中央】バリ得こだま・ひかり・つばめで行くお得な旅日本旅行

インターネット予約を活用する

インターネット予約(エクスプレス予約・スマートEX)で「早特」商品を使うことで、通常料金よりも安く移動することが可能です。専用のクレジットカードを作らなくても利用できますので、興味のある方は以下の記事も参照してみてください。

東海道・山陽新幹線のネット予約「エクスプレス予約」「スマートEX」の違いを知ってお得に使おう

ゆったりと座席を使いたい場合

定義が難しいのですが、「隣に人がいない」という事を重視して選ぶと以下のようになります。

東海道新幹線の場合

東海道新幹線区間に限れば、実は3列シートの「A席」が。コンセントが使用できなくても良いのであれば、「C席」もおすすめです。これらの席は、隣に人が来にくいからです。座席位置を指定しなかった場合のマルスの発券ロジックは、以下の図のようにA席からE席を順位付けしていると考えられます。

A列B列C列通路D列E列

これを見ると、なるべく他人を隣に座らせないように配慮がされていると思われます。つまり、最後に発売されるB席の隣になるA席かC席が、最も他人が座る確率の低い席となります。ただしB席まで埋まってしまった場合、A席は狭い思いをすることに…。

また、2列席(DE席)が埋まってしまった後に2人連番で座席を希望する人がいると、BC席の連番で割り当てるしかないので、他の列はB席が空いてるのに、運悪く自分の列だけB席まで埋まっている。ということはどうしても発生します。

山陽新幹線の場合

山陽新幹線区間では、基本的に指定席が2×2列シートの「みずほ」「さくら」が推奨されます。確かに、指定席のグレードは遥かに東海道新幹線より高く、座り心地も良いのですが、それ故に人気列車であり、ほぼ確実に隣に人が座ります。また、九州新幹線に直通するため、どれだけ西へ下っても乗客は減らずに入れ替わりで次の客が来ることが多くなります。

一方、東海道では主役だった「のぞみ」は、山陽新幹線に入るとさすがに16両では座席が過剰気味となります。また、博多までの運行であり、西へ下れば下るほど乗客は少なくなります。このため、東海道と同じように「A席」を指定しておけば、繁忙期を除いてまず隣(B席)に人が来ることはありません。

電源が必要な場合(ノートPC・スマホ充電等)

N700系列を使う車両で窓側を指定すれば、コンセントがあります。また、最前列、最後列の座席であれば、それぞれの席で車両端部にあるコンセントが使えます。グリーン車であれば全席コンセントがあります。今後、N700S系が登場すると、全席でコンセントが使えるようです。

また、本数は少なくなりましたが、700系が存命です。700系車両の場合は、最前列か最後列であれば、電源があります。山陽新幹線の場合は、「こだま」や一部「ひかり」に700系(8両編成)が使われています。16両編成に準じて、最前列・最後列しかコンセントはありません。

山陽新幹線で使われている500系の場合、コンセントはありません。

九州新幹線の800系は、700系に準じて最前列・最後列のみコンセントが設置されています。

車両別のコンセントの有無をまとめると以下の通りとなります。

N700系列窓側と車両端部
700系列車両端部
800系車両妻部
500系×コンセントなし

静かな環境がいい場合

「乗車率が低い」ことが重要です。
東海道での乗車率は 
のぞみ>ひかり>こだま の順です。

山陽では九州直通列車の混雑が目立ち、
さくら>みずほ>>のぞみ>>こだま の順となります。

ただし、単純にこの通り静かかと言われれば、そうではありません。ジャパンレールパスという、訪日外国人が使える乗車券があるのですが、「のぞみ」と「みずほ」は、ジャパンレールパスでは乗車できません。このため、準速達の「ひかり」「さくら」に訪日外国人が集中する傾向にあります。

このことから、乗車率の割には比較的賑やかな車内となるリスクが高くなります。こうなると、「のぞみ」、もしくは「こだま」が選択肢となってきます。「のぞみ」は、定期列車より臨時列車を。そしてなるべく運行区間が短い列車(新大阪発着列車など)を選ぶことが得策であると言えます。

時間に追われないのでしたら、こだま号がベストの選択と言えそうです。

眺望 ・景色を楽しみたい場合

東海道新幹線はトンネルが比較的少なく多く眺望が良いため、できれば景色を眺めたいと思う方も少なくないでしょう。晴れて天気が良ければ富士山も望めます。

景色を見るのでしたら、断然E列がおすすめです。基本的に北側なので日差しも入りにくく、ブラインドを開けていられます。A席は直射日光で暑く眩しいため、景色を楽しむ余裕はあまりありません。また、山陽・九州新幹線はトンネルだらけで、残念ながら景色にはほとんど期待できません。

最適な列車選びは「どこまで妥協できるか」

ここまで、目的別に考える新幹線の最適な列車を検討してきましたが、基本的に皆が便利だと思う列車というのは、速くて混んでいて、ネット予約を除きあまり割引がありません。各社が提供する割引の商品は、それを逆手にとって、乗車率が高くない列車には割引をつけてでも乗ってもらいたいという意図があります。

また、料金以外の面においても、様々な観点で列車の選び方について説明してきましたが、結局はご自身がかけたコストと得られるメリットを比較して、「どこまで妥協できるか」かと思います。遅くても安く空いている方がいいのか、高くても速く到着する方がいいのかを検討いただき、参考にしてもらえればと思います。

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