新幹線は、定時性・速達性に優れたとても便利な乗り物です。ここでは、新幹線を使ったことがない!という人向けにきっぷの購入から乗車~下車までのプロセスも含めた「乗り方」を詳細に解説しようと思います。この記事では、以下のような悩みを解決することを目的としています。
- 新幹線に乗ったことがない!
- 自由席?指定席?何が違うの?
- きっぷはどうやって、何て頼めばいいのか…
- 乗車券?特急券?2枚重ね?何それ…!?
また、この記事は新幹線乗車の初心者向けに、できるだけ平易なことばを使って記述し、インターネット予約などの応用的なことや補足事項については、「補足」のテキストボックスを用いて、適宜補足していきます。初心者を脱してステップアップする際の参考にしてみてください。
目次
新幹線に乗るのに必要な5ステップ
乗車に必要なきっぷを買います。乗車する日の1か月前の午前10時から購入できますが、当日の列車発車の数分前までいつでも購入可能です。自動券売機でも買えますが、ここでは初心者向け、ということで駅の窓口で買う例を挙げています。
自動改札機を通ります。きっぷは乗車券と特急券を重ねて通します。降りるときも重ねて通しますが、乗り換え改札から出るときは、取り忘れにくれぐれも注意!
駅のホームへ行き、指定席ならば指定された列車の指定された席に。自由席なら、好きな列車の自由席号車に乗り込みます。
目的の駅に着いたら、新幹線を降ります。その際はリクライニングを元の場所に戻し、ゴミが出たら片付けておきましょう。
目的地に応じて、出口改札を通るか、乗り換え改札を通ります。新幹線の着駅から先でJR線をもう使わないなら「出口」へ。JR線を使うならば「乗り換え改札」を通りましょう。
大きく分けると、上記5ステップしかありません。そして、普通の電車に乗ることと比べて、「乗り方」という面で大きく変わることは何もない、ということは覚えておきましょう。
初心者さん
駅員X
Step1 必要なきっぷを買う
新幹線に乗車する日が決まったら、きっぷを手配しましょう。新幹線のきっぷは、乗車日の1か月前の午前10時から発売となります。きっぷは、全国各地のJRの有人駅窓口や、対応する券売機で購入が可能です。
また、JR窓口以外では、各旅行代理店で手配してもらうことも可能です。金券ショップでも入手できますが、少しだけ安い代わりに制限がついたきっぷを売っていることが多いので、使用する際には券面の注意事項をよく読む必要があります。金券ショップで入手したきっぷは、安く乗車できるかわりに、払い戻しや乗車変更に制約があることが多く、不測の事態が起きたときに対応が難しくなる場合がありますので、初心者の方にはあまりオススメしません。
支払い方法は、現金の他にクレジットカードも使用できます。また、必ずしも事前に購入しておく必要はなく、旅行当日に駅で購入することもできます。飛行機とは違い、事前購入でも当日購入でも、基本的に金額は変わりません。ただし、確実に指定席を利用したい場合、繁忙期などは満席となっていることがあるため、事前に準備をしておくほうが無難です。
なお、年末年始、お盆、ゴールデンウィーク等の超繁忙期においては、時間帯や方向にもよりますが、指定席の当日購入は難しいと考えておいたほうが良いでしょう。1人での移動であれば、運よくキャンセルで発生した席に滑り込める可能性があるかもしれません。
必要なのは、いつ、どこからどこまで行くかです。経路に新幹線が含まれそうな場合は、駅係員がどの区間を新幹線に乗るか確認してくれます。また、窓側・通路側の希望も、指定席希望で席が空いていれば受け付けてくれます。
困った初心者さんと駅員氏とのやりとりで勉強してみましょう。
初心者さん
駅員X
初心者さん
駅員X
初心者さん
駅員X
初心者さん
こんな感じでやり取りしてくれるので、どうやら初心者さんも、無事にきっぷが買えたようです。駅員氏はひとつひとつ確認してくれ、最後に発券したきっぷを見せて復唱しながら内容を確認してくれるので、発券後に間違いに気づくことも少ないです。券売機でも買えますが、自信が無い場合は券売機ではなく、有人窓口を選んだほうが確実かと思います。
指定席は自分専用の席が確保されますが、座席指定のための料金が追加で330円から730円必要です。これは、閑散期なら330円。通常期なら530円。繁忙期なら730円と、時期によって変わってきます。さらに、「のぞみ」や山陽新幹線内の「みずほ」に乗車する場合、「のぞみ料金」が追加で必要となり、210円から640円の範囲で料金に加算されます。
また、2020年5月20日の乗車分より、特大荷物スペースつき座席が導入されます。これは、3辺が160㎝を超える荷物を「特大荷物」として扱い、それらの荷物を持つ人については、専用の「特大荷物スペースつき座席」を予約したうえで、最後列座席の後ろに荷物を置く仕組みです。 「特大荷物スペースつき座席」 は、指定席の最後列の座席が割り当てられますので、自分の指定席のすぐ後ろの空きスペースに、荷物を収納することになります。なお、このスペースは、通常の指定席と同額の料金で利用することができますが、自由席の最後列の座席に特大荷物を置くことはできないので、特大荷物を車内に持ち込む場合は、必ず指定席を利用することになります。
また、特大荷物を持ち込むにも関わらず、特大荷物スペースつき座席を予約しなかった場合、車内で持ち込みが発覚した場合には、1000円のペナルティ料金が課されますので注意してください。
特大荷物のイメージとしては、座席上部の棚に収納できないレベルの荷物だと思っていただければよいと思います。詳しくは以下のページを参照してください。
自由席は限られた車両(自由席車両)ならどこに座っても構いません。また、前述した座席指定にかかる料金や、のぞみ料金が不要です。ただし、自分の席がある保証はありません。自由席で座るコツについては、以下の記事もご覧ください。
さて、買ったきっぷを見ると、2枚で発券された場合、片方には「乗車券」、もう片方は「新幹線特急券」と書いてあると思います。1枚の場合は、1枚のきっぷに「乗車券・新幹線特急券」と記載があるかと思います。乗車券と特急券は、何が違うのでしょうか。
「乗車券」とは、いわゆる「運賃」の部分に対するきっぷになります。つまり、目的地までJR線を使う対価として払った部分となります。目的地まで新幹線で行こうが在来線で行こうが、この部分については必ずお金を払うことになります。
ちなみに、運賃の部分については、片道601km以上の区間を、同一ルートで往復する場合、運賃が1割引きとなる往復割引を利用できます。新幹線の移動の場合は長距離となることが多いため、適用されるシーンも多いかもしれません。ただし、往路の乗車券を購入するときに、復路の乗車券も一緒に購入する必要があります。もちろん、復路を使わなくなって払い戻した場合は無割引で往路の乗車券を購入したものとして払い戻しが行われるので、全く得にはなりません。
「特急券」とは、いわゆる「サービス」の部分の対価になります。サービスとは大まかに「速度」「設備」に対して支払われます。新幹線の普通車を使う場合、「速度」に対するサービスを受ける対価として、特急料金を支払います。この部分が「特急券」に当たります。
初心者さん
さて、この時点で片道分のきっぷ1枚、もしくは2枚が手もとにあると思います。このきっぷを持って、自動改札機へ向かいましょう。
全ての列車が、乗車駅や目的の駅に停車するなら「のぞみ」を使えばいいのですが、「ひかり」や「こだま」しか停車しない駅も多くあります。そのような場合、列車を乗り継ぎしなければなりません。
乗り継ぎをするときのルールは次の通りです。
- 同一方向に向かう列車であれば乗り継ぎ可能
- 乗り継ぎは、改札内から出ない場合に限る
- 東海道・山陽新幹線内での乗り継ぎであれば追加の指定席料金は発生しない
- 一部でも指定席を使えば、指定席料金が必要
- のぞみ料金は、のぞみ(みずほ)に乗車する区間のみ必要
大事なのが、乗り継ぎは改札を出ない場合に限る。ということです。例えば、乗り継ぎまで時間があるので、改札の外に出て暇つぶしをしようとした場合、改札を出ようとすると、特急券は前途無効となり回収されるか、自動改札から戻ってきてエラーとなってしまいます。
例えば、東京駅から山陽新幹線の新倉敷駅へ行く場合、「のぞみ」で岡山駅まで行き、その後は「こだま」に乗り換えて新倉敷駅へ向かうとしましょう。
「のぞみ」は普通車指定席で、「こだま」が普通車自由席の場合、東京~新倉敷間の特急料金と、指定席料金、東京~岡山間のぞみ料金が必要となります。
また、「のぞみ」に加えて、岡山~新倉敷まで「こだま」の指定席を取った場合についても、料金が変わることはありません。同一方向への乗り継ぎのルールによって、こだまの指定席料金は必要ないためです。
ややこしいのですが、原則は「乗車券」と「特急券」です。ただし、特急券にいくつもの指定席の情報を書き込めない場合、区間だけが書かれた特急券と、「座席指定券」というものが、乗車する列車の数だけ発行されることがあります。
先ほどの東京~新倉敷を例にして、今度は「のぞみ」も「こだま」もどちらも指定席にしたときを想定します。
- 乗車券 東京(都区内)~新倉敷
- 特急券 東京~新倉敷(座席情報はない)
- 座席指定券 東京~岡山(のぞみの座席情報)
- 座席指定券 岡山~新倉敷(こだまの指定席)
このように、4枚ものきっぷが発行されます。自動改札で最低限必要となるのは、「乗車券」と「特急券」です。座席指定券は、あくまで座席の確認をするためのものなので、自動改札には入れなくとも通ることができます。
ただ、入れたとしても問題なく処理してくれますので、座席指定券が降車後は不要であれば降車駅で自動改札機に投入してしまいましょう。
Step2.自動改札機を通過しよう!乗車編
当サイトで検索される割合が比較的高いのが、自動改札機の通過方法です。新幹線の自動改札機には、乗車券と特急券を重ねて通します。正しく処理されるか不安ですが、しっかり処理してくれますのでご安心を。
なお、新幹線の自動改札機は最大4枚までの同時投入に対応しています。また、新幹線の停車駅からでなく、周辺の駅から乗る場合どうしたら良いのか、さらにその場合、ICカード乗車券との併用についても、ここで説明します。
初心者さん
駅員X
乗車券には、自分がJRに乗車する駅-下車する駅の区間が記載されています。一方の新幹線特急券には、新幹線に乗車する区間が記されているはずです。
また、乗車券には「特定都区市内」という設定があり、発着駅が「東京都区内」だったり「名古屋市内」等となっている場合があります。このような場合は、それぞれ設定された市内区間であれば、新たに乗車券を買わずに在来線へ(から)乗り継ぎが可能です。特定都区市内の詳しいエリアについては、以下を参照してみてください。
次の2枚のきっぷがあるはずです。
- 乗車券 舞浜 → 名古屋(市内)
- 新幹線特急券 東京→名古屋
舞浜駅から乗車する場合、「乗車券」だけを自動改札機に投入し、在来線で東京駅まで行きます。東京駅で在来線を降車後、在来線から新幹線への乗り換え改札機があるので、そこで「乗車券」「新幹線特急券」の2枚を自動改札に通します。2枚通す時は必ず「重ねて」投入してください。その後、自動改札機から2枚のきっぷが出てくるので、それを受け取って新幹線に乗車しましょう。
1枚の場合、乗車券と特急券が一体となった「一葉券」と呼ばれるものです。
乗車券の区間と新幹線の区間が一致した場合に発券されます。このケースの場合、乗車駅からその1枚を自動改札機に通していけばOKです。
次の1枚のきっぷがあるはずです。
- 乗車券・新幹線特急券 東京(都区内)⇒名古屋(市内)
新木場駅入場時に、きっぷを自動改札機に通し、在来線で東京駅まで乗車します。東京駅で在来線を降車後、在来線から新幹線への乗り換え改札があるので、きっぷを乗り換え改札に通します。通した後は、受け取ったきっぷを持って新幹線に乗車しましょう。
Suica、ICOCA、TOICAなどのICカード乗車券を併用して自動改札機を通る場合です。
次の乗車券類を持っているとします。
- Suica定期券 舞浜~新木場(新木場は東京都区内駅)
- 乗車券 東京(都区内)⇒ 名古屋(市内)
- 新幹線特急券 東京 ⇒ 名古屋
初心者さん
駅員X
この場合、舞浜駅ではICカード乗車券(Suica)で乗車します。東京駅で在来線を降車し、新幹線との乗り換え改札まできました。ここからがポイントです。最初に、東京(都区内)→ 名古屋(市内)の乗車券と東京→名古屋の特急券を重ねて投入します。
紙の乗車券を投入したあとに、自動改札機には「ここまでのきっぷをお入れ下さい」と出ます。「ここまでのきっぷ」とは、ICカード乗車券(Suica)ですので、SuicaをIC読み取り部にタッチすることで、自動改札機を通過できます。
初心者さん
次の乗車券類を持っているとします。
- Suica定期券 舞浜~新木場 (新木場は東京都区内駅)
- EX-ICカード(EX早特21で東京⇒名古屋 予約済み)
初心者さん
駅員X
この場合、舞浜駅はICカード乗車券(Suica)で乗車します。東京駅で在来線を降車し、新幹線との乗り換え改札まできました。先ほどの紙の乗車券との組み合わせとは異なり、ICカード乗車券(Suica)と、EX-ICカードを2枚重ねてタッチします。
新木場~東京間の運賃がICカード乗車券から引き去られ、EX-ICご利用票が自動改札機から出てきますので、忘れずに取りましょう。このとき、Suicaの残額で新木場~東京間の運賃が足りない場合、通過できないので注意してください。
初心者さん
Step3.ホームに上がろう!行先は間違えないように
自動改札という難関をくぐり抜けたら、いよいよホームに上がります!「~~方面」という行先表示をよく見て、間違えずにホームに上がりましょう。また、ホームへ上がるエスカレーターや階段の前には、「1~7号車」とか、「10~16号車」のように、どこから上がったら目的の号車に近いかが書いてあるので参考にしましょう。
また、指定席の場合は自分の指定席券を見れば何号車か分かるのですが、自由席の人は号車が書いていないですよね?
のぞみ号の自由席は、1号車寄りの3両(1号車から3号車)だと覚えておきましょう。ひかり号に乗るなら、1号車から5号車です。
あとは目的の列車が来るまで待ちます。到着したら、指定席なら自分の指定席番号の席に。自由席なら、自由席車両の座席争奪戦に参加することになります。
念のため、主な駅のホームと、そのホームからの列車の行先について解説しておきます。
- 14~19番線 静岡・名古屋・京都・新大阪・岡山・広島・博多方面
東京駅は東海道新幹線の終点なので、行先を間違えることはないと思います。ただし、2面2線東北・上越・北陸新幹線の改札内(20~23番ホーム)には、東海道・山陽新幹線の乗車券・特急券で立ち入ることはできません。
- 21・22番線 東京方面
- 23・24番線 静岡・名古屋・京都・新大阪・岡山・広島・博多方面
品川駅から乗る場合は、23・24番線側から乗車します。21・22番線は東京行きの到着ホームです。(東京行きに乗れない、ということはないですが…)
- 1・2番線 東京方面
- 3・4番線 静岡・名古屋・京都・新大阪・岡山・広島・博多方面
東京方面に行く際に誤って名古屋方面の「のぞみ」に乗ると悲惨なので気を付けてください。
- 5番線 東京方面
- 6番線 浜松・名古屋・京都・新大阪・岡山・広島・博多方面
- 5番線 静岡・東京方面
- 6番線 名古屋・京都・新大阪・岡山・広島・博多方面
- 14・15番線 浜松・静岡・東京方面
- 16・17番線 京都・新大阪・岡山・広島・博多方面
新横浜と逆に、新大阪方面に行くのに東京方面ののぞみに誤乗車すると悲惨な事になるので気を付けてください。
- 11・12番線 名古屋・静岡・東京方面
- 13・14番線 新大阪・岡山・広島・博多方面
- 20番線 新大阪始発の岡山・広島・博多・熊本・鹿児島中央方面のみずほ・さくら号と山陽新幹線のこだま号
- 21・22番線 岡山・広島・博多方面ののぞみ・ひかり号と一部のみずほ・さくら号
- 23~27番線 京都・名古屋・静岡・東京方面
新大阪駅は最も複雑なので気を付けてください。東京方面の新幹線は、25・26番線は山陽新幹線からの直通が多く、新大阪駅始発ののぞみ号は、23・24番線からの発車が多いようです。
- 1番線 岡山・広島・熊本・鹿児島中央方面
- 2番線 新大阪・京都・名古屋・東京方面
- 21・22番線 広島・博多・熊本・鹿児島中央方面
- 23・24番線 新大阪・京都・名古屋・東京方面
- 11・12番線 博多・熊本・鹿児島中央方面
- 13・14番線 岡山・ 新大阪・京都・名古屋・東京方面
博多駅は11~16番線を複雑に運用しています。
以下の通りではないこともあるので注意してください。
- 11番線 熊本・鹿児島中央方面
- 12番線 広島・岡山・新大阪・京都・名古屋・東京方面
- 13・14番線 広島・岡山・新大阪・京都・名古屋・東京方面
- 15・16番線 熊本・鹿児島中央方面(博多南線含む)
Step4.新幹線を降車する
新幹線を降りる駅となったら、新幹線を降車します。忘れ物の無いように気を付けてください。また、あなたが降りた後の座席は、他の人が使うかもしれませんので、ゴミは必ず片付けて車内または駅ホームのゴミ箱に捨てましょう。
また、座席のリクライニング機能やブラインドを閉めていた場合、元通りにしておきましょう。地味なようで、大事なマナーです。
Step5.自動改札機を通過しよう!降車編
新幹線を降りたあとは、目的地へ向かいます。でも新幹線を降りた駅が目的地ではない場合は、どうしたらいいのでしょうか。
初心者さん
駅員X
先ほど例に出したパターンで、今度は改札を出るときの動きを説明します。
名古屋駅の自動改札機を通る前は次の2枚のきっぷがあるはずです。
- 乗車券 舞浜 → 名古屋(市内)
- 新幹線特急券 東京 → 名古屋
乗車券の有効区間は「名古屋(市内)」ですので、名古屋市内エリアに含まれる大曽根駅へは、この乗車券で乗車することができます。
新幹線降車後、名古屋駅の新幹線と在来線の乗り換え改札機に、乗車券・特急券の2枚を投入します。ここで新幹線特急券は回収され、乗車券のみ出てきます。乗車券の取り忘れが絶対に無いように注意してください。大曽根駅からの出場に必要です。
また、乗り換え時に誤って「出口」に行ってしまうと、乗車券・特急券の2枚とも回収されてしまい、名古屋駅から大曽根駅までの運賃が別途必要となりますので、必ず「乗り換え改札」を通りましょう。
大曽根駅についたら、乗車券を自動改札機に投入すると、回収されて出場できます。
名古屋駅の自動改札機を通る前は次の1枚のきっぷがあるはずです。
- 乗車券・新幹線特急券 東京(都区内)⇒名古屋(市内)
乗車券の有効区間は「名古屋(市内)」ですので、名古屋市内エリアに含まれる大曽根駅へは、この乗車券で乗車することができます。
名古屋駅で新幹線降車後、乗り換え改札機にきっぷを通します。 きっぷが戻りますので、取り忘れが絶対に無いように注意してください。大曽根駅からの出場に必要です。
くどいようですが、 誤って乗り換え改札ではなく、「出口」に行ってしまうと、 乗車券・新幹線特急券 は回収されてしまい、名古屋駅から大曽根駅までの運賃が別途必要となります。
大曽根駅についたら、きっぷを自動改札機に投入すると、回収されて出場できます。
次の乗車券類を持っているとします。
- Suica定期券 舞浜~新木場(新木場は東京都区内)
- EX-ICカード (EX早特21で東京⇒名古屋予約済み)
この場合は、乗り換え改札口で、自動改札機にIC乗車券(Suica)と、EX-ICカードを2枚重ねてタッチすれば問題ありません。EX-ICには出場記録が付加され、ICカード乗車券には、名古屋駅の入場記録が付与されます。
大曽根駅についたら、ICカード乗車券を自動改札機にタッチして出場します。ただし、名古屋~大曽根間の運賃が必要となり、残額が不足している場合、出場できません。その場合は、チャージ機などでチャージをするか、有人改札口で精算を行ってください。
名古屋駅の自動改札機を通る前は次の2枚のきっぷがあるはずです。
- 乗車券 舞浜 → 名古屋(市内)
- 新幹線特急券 東京 → 名古屋
名古屋駅で新幹線を降車したら、 乗車券や特急券は新幹線の出口改札に全て通してしまえば問題ありません。全て回収され、改札外へ出ることができます。
その後は名古屋市営地下鉄を使って、ナゴヤドーム前矢田駅へ向かいます。地下鉄の運賃は、別途必要となります。
また、乗り換え改札を通ってから、在来線の改札口から出場することも可能です。その場合は、乗り換え改札での乗車券の取り忘れに注意してください。
乗り遅れや台風による運休などトラブルの時は
予約していた新幹線に乗り遅れた場合は、救済措置がある場合があります。救済措置を受けられる場合と救済の内容については、以下の記事で詳しく網羅しています。
台風が接近していて予定を変更、もしくはキャンセルする場合の手続きについて以下の記事で詳しく紹介しています。
ネット予約でラクラク乗車も
スマートといえば、新幹線をこれからも使う予定のある方は、インターネット予約サービスの「エクスプレス予約」または「スマートEX」サービスに申し込んでおくと、今後はスムーズに予約ができるようになります。
窓口に並ばず、チケットレスで新幹線に乗車できるようになるので、かなりオススメです。自動改札も、いつもの在来線のように、専用のICカードなどをタッチするだけでカンタンに通過することができます。以下の記事にてご紹介していますので、ぜひご覧ください。
新幹線の乗り方は覚えてしまえばカンタン!
初心者さん
ここまで、新幹線の乗り方について解説してきましたが、本質としては皆さんが普段から使っている在来線の電車の乗り方と、そう変わることはありません。
ただ、普段はあまり使うことのない「特急券」の存在や、自動改札機が在来線改札と比較して特殊であることから、それらをどうするかが分からずに、改札の通り方でつまづく方が多いように見受けられます。
わからない人はこの記事でしっかり予習して、スマートな旅行をお楽しみください!
例えば坂越駅から岡山乗り換えで博多まで行く時にIC乗車券を使わなかったら岡山までエド券を買うことになりますよね?(坂越はみどりの券売機がないので) そうすると岡山までの切符を買うので岡山で1回運賃計算を切られることになりません? そうするとみどりの券売機がない駅からだと損で不公平ですよね。